今回は先日のライフスタイルフォーラムで大人気アイテムとなったオパール研磨セットを使って、実際にオパールを磨こう!というスペシャル企画。保存版です。
ではまず、はじめにテーブルに新聞紙などひいて周りが汚れないように準備。水をつけて磨くのでビンも用意。

耐水ペーパーが180番から順に1200番まで入っていますので荒目の180番から使用します。

どの石を磨くか決めておいてくださいね。ココが一番重要なステップです^^キレイな部分が最終的に見えるようになりますからね?!削りすぎに注意して大まかに削っていきましょう。

今回僕はこの石に決めました(ボルダーオパール)。すでにキレイな遊色が出ていて、きっと素敵なルースに仕上がるはず。 と思い込みも重要です。(1枚目の写真の中央にポツリとあるのがこの石です。小指の爪くらいの大きさです)

石が小さいので今回はドップスティック(付属の木の棒)を使います。
まずはオパールの表と裏を自分で決めます。もちろんきれいになりそうな面が表。
表を決めたらまずは裏面を180番に水をつけて、オパールを手で持ってなるべく平らに削ります。

この平らなところが最終的に底になります。
大体平らに削った後に、周りの形を整えます。

今回はいわゆるカボションカットといって楕円型に整えていきます。石の形によって自由にアレンジしてみてくださいね。大まかに形を整えます。

ドップスティックにはワックスが付いています。コレは暖めると溶けますので、軽くあぶる程度で良いです。回しながら軽くあぶって金属の板や缶の裏など冷たくて平らな部分でコロコロころがして形を自由に変えることが出来ます。
熱いワックスが溶けるとポタポタ落ちますので十分に注意してくださいね。
(本来はアルコールランプで石とワックスを瞬時に暖めて左手にピンセットと石、右手にドップスティックで効率よくセットします。がこの作業は慣れが必要なので、お湯で石を温めた方が安全です。このドップワックスは冷たいモノには付かない性質がありますので石も暖めないと付きません)

お湯にオパールを入れます。そして十分にオパールが温まったら取り出して、平らな面を上にして置き、ドップスティックをライターで少しあぶりとろける直前まで柔らかくして真上から接着します。

で接着後かるく石とワックスをあぶって更に密着させつつ、やりすぎはオパールが割れてしまうのでかる~く回しながらです!下の写真のようになるように、指に水をつけて形を整えて行きます。

出来るだけ平行になるように調整します。(このあたりの作業は研磨機を使って磨くときも大体同じです)

平行がきまったら、水の中へ入れて冷やします。これでドップスティックの装着はOKです。

これで自分の指まで削らなくて良くなりました。小さい石はだんぜんこの棒をつけた方が楽に磨けます。

早速、180番で形をさらに整えていきましょう。ペーパーが汚れてきたら水で洗い流してくださいね!

上の画像は180番で大体の形を整えたところ。満足したら、次の320番へ進みます。
ちなみに最初からココまで約2時間。

このあたりから丸みをお帯びた部分は手の平とかを上手く使ってカーブにあわせてみてください。
320番で180番で出来た溝をすべて取り除いて、カーブは自然と丸みを帯びるようにするとキレイなカボションカットが出来ます。ここでも上下左右から形を確認しながら磨くと、よりキレイなシェイプができてきます。

上の画像は320番を終えたところ。

上は同じように600番を終えたところ、だんだんとキメが細かくなって少しひかり始めてきています。

上はようやく1200番を終えたところ。この段階だと結構つやがでます。
そして、もう一息な感じが見るからに伝わってきます。
そこで最終章のポリッシングの工程へ

付属の研磨剤をほんの少量の水で溶きます。

更に付属の革に溶いた研磨剤を付けて磨きます。
万遍なく念入りに磨いてください。
すべてのステップを手抜きしないで来ていればピカピカに輝いてくるはずですよ^^

これでオパールが磨き終わりました~!
でもこのワックスどうやってとるの?
冷凍庫入れて1分待ってください。
オパールとワックスの境目をプチッと押せばパキッとはずれてくれるはず
ですよ。

最後に石のまわりと裏面を軽く処理しましょう。
周りがとがっていると、すぐ欠けてしまう原因になりますから600番あたりで軽く角を落として行きます。
ドップスティックは先程と逆に付けてくださいね!納得いくまで裏面を軽く処理したら最後に冷凍庫へ1分。パキッと石をはずして完成です。

実は最後にワックスを取ったときに端っこが欠けてしまいました(泣)写真右端
皆さんはきちんとヒビのない部分を良く見て選んで磨きましょう(^ε^)♪
今回の合計時間は最初から最後まで約3時間。
もっと小さい石だとこの半分ほどで磨けると思います。
色々な形にトライして楽しんでみてください p(^-^)q
ワックスや火の取り扱いには十分に気をつけてくださいね。
この内容を実践したことにより怪我、アレルギー等トラブルには一切責任を負いかねます。
オパール研磨セットは12月11日(金)~14日(月)に池袋サンシャインシティーで開催される第18回東京ミネラルショーでも販売いたします!
さらにオパールの原石の詰まった瓶をお買い上げのお客様に限り、通常1000円のところをなんと半額でご提供させていただきます。
数に限りがあります!お早めに!
今回もテーブル番号は昨年と同じ178番です。出展名はFLC。
皆様にお会いできる事楽しみにしています!
SHOON STONE RIVER
http://www.shoon.info/プラスティカ*ジェムズ WEB SHOP
http://shoon.shop-pro.jp/Produced by 宝飾工房 F L C
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